普段、自宅の裏側には、めったに行かないが、壁のペンキの具合を見て回ったら、軒下より隣の家の塀寄りの小枝の間にTVでよく観るようなヤツがあった。
そう、スズメバチの巣だ。
もし、我が子が、ここで遊んでいたら大変なことになっていたかもしれない。
そう思ったら、急いで、洗面所に行き、ゴミ袋と剪定バサミを持ってきた。
蜂が出てきたら、ジャンバーを脱いで振り回そう。
そう思って、そっと蜂の巣に近づき、巣の周りの小枝を少しずつ切り落とした。
周囲に気を配り、近くに蜂がいないか見回した。
ゆっくりと、蜂の巣にゴミ袋をかぶせ、ゴミ袋の入り口をきゅっと締めた。
どうやら、蜂は気がついていないか、いなのかもしれない。
舗道に出て、ゴミ袋の空気を少しずつ抜き、地面に置いて蜂の巣を足でつぶしてみた。
意外と脆かった。
我が子が寄って来たので、スズメバチの危険さを教えながら、さらに巣を踏み潰した。
蜂の巣はパラパラと風化したみたいに崩れた。
あっ!スズメバチが出てきた。
ゴミ袋の中といえ、一瞬緊張が走り、身構えた。
その蜂も、足で軽く潰した。
変だ。動きの鈍い弱った蜂が一匹しかいない。
それに、蜂の巣ってこんなに脆いものなのか?
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