がんばれ!!しんちゃん
子育てから、音楽・ビデオ鑑賞などの趣味、学問や能力開発等生活全般に関する話題を断片的に書き綴る。
自然のダイナミズム
カブトムシ、クワガタムシ、ハネカクシ等「鞘翅(しょうし)目」の昆虫の後翅は、一定方向の力を与えるだけで、瞬時に開くことができる。
この畳み方は「三浦折り」として知られており、日本の人工衛星に搭載された太陽電池の羽根に応用された。

カイガラムシが作るロウは、高可塑性(瞬時に溶け、又すぐに固まる)であり、紙に染み込ませて高機能の感熱紙となる。
セリカNODAというワックスメーカーは、中国との共同研究で、感熱紙の他、カラーコピー用のトナー等も開発しているようだ。

ダイムラー・クライスラーは「環境志向設計」を実践している。
1990年代初頭、天然繊維プロジェクト(通称:パラプロジェクト)は、ダイムラー・クライスラー、ブラジル政府、パラ大学などが中心となって展開するPOEMA(アマゾン地方貧困・環境研究開発計画)の活動の一環として始まった。

人口200人の村(パラ州マラジョー島)とパートナーシップを結び、ココナッツ殻(廃棄物)を原料として、村人たちがつくった部品を、ブラジルで生産されるすべての車両に装備(シート・クッションやヘッドレスト等に利用)しているというのだ。
ココナッツ殻は、優れた「吸排湿」特性を持ち、約90年という耐用年数があるそうだ。

これらの企業は、自然との共存を実践している優良企業といえるだろう。

ただ、今後、発展が予想される「昆虫を利用したビジネス」全般に言えることだが、生態系を破壊し、取り返しのつかない驚異を生み出す危険性は常にあるはずだ。
例えば、マラリアを媒介しないハマダラカを遺伝子組み換え技術によって生み出し、自然界に放ち、マラリア撲滅に役立てようというプロジェクトがあるらしい。

ジュラシックパークで、数学者が「カオス、カオス」と、うるさく言っていたが、まさに自然界は複雑に影響し合い、変容し、突然猛威をふるい、信じられない美しさを現したりする。
「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」等の宮崎駿(アニメ)作品から感じられるダイナミズムと言った方が分かりやすいかもしれない。

過去にもブナ林の無計画な伐採により、森林の保水能力が激減し、山崩れが頻発した事例や、赤潮の発生による海苔の不作、タイラギ等の不漁が問題になっている有明海(ムツゴロウが有名)の例もある。

目先の利益ばかりを求めると、とんでもないしっぺ返しが来るだろう。
参考文献


昆虫力



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