UMLダイアグラム
ダイアグラムとは、あるシステムを複数の視点(ビュー)で表現した図。
視点を含めてモデルと呼ぶ。
静的
クラス図
システムとドメインにおける事物、及びそれらが互いにどのように関係し合うかを示す。
オブジェクト図
クラスのインスタンス、及びその相互の関係を示す。
各オブジェクトは、名前付きの長方形で表される。
コンポーネント図
システムのソフトウェアコンポーネントをモデル化したもの。
各コンポーネントは、左側に2つの小さな長方形が付加された長方形で示される。
配置図
コンピュータシステムの物理的な構成を示す。
システムにおける各コンピュータとデバイス、各コンピュータに属するコンポーネントを示すことができる。
コンピュータ(ノード)は直方体で示され、その中に各コンポーネントを置く。
動的
シーケンス図
システム内のオブジェクトがどのように相互に関係しているかを、時間軸に沿って視覚的に表現したもの。
オブジェクトは時間の経過に伴って上から順に並べられ、ダイアグラムは上から下へと流れる。
矢印は、オブジェクトからオブジェクトへ送信されるメッセージを示す。
アクティビティ図
手順と分岐を示すことによって、オブジェクトの振る舞い、または業務プロセスの過程で起こっていることを表す。
アクティビティは卵型で表示され、分岐は菱形で表される。
ユースケース図
システムの使用法を示す。各ユースケースは楕円で、各アクターは人間の形で表される。
ステートチャート図
特定の時間におけるオブジェクトの状態を示す。
状態は角の丸い長方形で表され、状態遷移はこれらの状態をつなぐ線で表される。
コラボレーション図
オブジェクトの相互作用を視覚的に表現する、もう一つの方法。
オブジェクトはダイアグラム中のどこに配置してもよい。
オブジェクト間のメッセージはオブジェクトをつなぐ線で表される。
メッセージの順序に従って、線に番号を付け、メッセージの性質に関連した情報を示す。
その他の機能
ステレオタイプ
既存のアイテム以外が必要なとき、新たに定義して使う。
ノート
不明確なものの記述に向く。
パッケージ
ダイアグラムの中の構成要素をグループ化。
オブジェクト指向
全てのものは、オブジェクトである。
オブジェクトは、属性と振る舞い(オブジェクトが実行する一連の操作)で構成される。
この操作と属性をまとめて機能(feature)と呼ぶ。
オブジェクト = クラスのインスタンス
概念
抽象化(abstraction)
必要な部分のみ抽出して残りを排除する。
継承(inheritance)
クラスからオブジェクト又は、(スーパー)クラスから(サブ)クラスへ特徴が受け継がれる。
多態性(polymorphism)
クラスごとに操作の内容が異なっていること。
カプセル化(encapsulation)
情報の隠蔽。
操作の内容を隠し、インターフェイスによってユーザのアクセス制御をする。
メッセージ送信(message sending)
メッセージ=操作の実行要求。
複数のオブジェクトが相互に連絡を取り合うこと。
関連(association)
複数のオブジェクト間には何らかの関連がある。
多重度(multiplicity)も考慮する必要がある。
集約(aggregation)
関連の一種。
種類の異なる複数のオブジェクトから単一のオブジェクトが構成されていること。
関連性が特に強い場合の集約をCompositionと呼ぶ。
利点
発生する関連の種類を予め把握しておけば、クライアントの問題の対象領域(domain)を明確化しやすい。
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