中国・日本・韓国・シンガポールは自国の通貨の価値を米ドルより安く設定しており、アメリカも輸出の為替レートを独自に設定すると、どうなるか?
例えば、1ドル=8元だとして、輸出入に限り、1ドル=6元というレートを設定し、中国の輸出入業者に限って、そのレートを認める(決済はFRBが行うものとする)。
そうすると、中国の輸入業者は中国中央銀行に1ドル=8元支払うより、FRBに6元を支払って輸入した方が得なので、中国は輸入が増える。
アメリカの輸入業者は、1ドル=8元に交換できるので安い中国製品を輸入することができる。
つまり、アメリカは輸出入を縮小せずに対中国貿易赤字を削減できるというわけだ。
この方法で、アメリカの製造業は復活し、数百万人の雇用が生まれる。
一方、アジア諸国では、アメリカの消費が拡大することで、輸出が増大する。
アメリカで主流となっている経済モデルには「人間」がいない。
医療・教育・環境等は抜け落ちており、あるべき理想への方向付けも、希望もない。
今のままでは、子供達に大きな負の遺産を背負わせることになるのは目に見えている。
現在、大人が置かれている状況よりも、精神的・肉体的に不健康になることは間違いないだろう(数値には表せないが...)。
IT化が進み、便利になっているはずなのに、裕福にはなっていない。
賃金は目減りしている。
日本の問題は、まず国内の需要拡大が放置され、輸出拡大に依存し過ぎたことが挙げられる。
「自由貿易こそが善である」という神話(かつて「土地は値下がりしない」という神話があった)は捨て去り、虚構にふりまわされない眼を養うことが肝要だ。
参考文献
「社会的共通資本」 宇沢 弘文著(岩波新書)
「新たな黄金時代」ラビ・バトラ著(あうん)
テーマ:政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル:政治・経済
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