がんばれ!!しんちゃん
子育てから、音楽・ビデオ鑑賞などの趣味、学問や能力開発等生活全般に関する話題を断片的に書き綴る。
歪められた平田篤胤10
「夜明け前」の半蔵と正香の会話の中で、「明治3年あたりまでは、猫も杓子も、本居・平田の学説を知らないものは人間じゃないという風潮だった」という話が出ている。
ただし、「古事記伝」や「古史伝」の真意はよく解らないうちに素通り、明治4年以降は、官僚万能の世の中に向かっていったと続く。
復古は成り立たず、同門の人達は身を引いていった。

封建時代が日本の女性を変えた。
娘達は家に閉じ籠められ、歯を染め、眉を落してかしずく配偶者となる人意外には殆ど外界との交渉を持てず、早熟であることを要求された。
遠い日本古代の婦人に見るような、幸福で、美しい多くの性質は隠されてしまったと言う。
女性解放の端緒を開いただけでも、善しとすべきなのか?

半蔵は教部省御雇として半年ほど奉職したが、その間、多くの事を学んだ。
平田派諸先輩学者達が祭政一致の企てに手を焼いた事、それに代って組織された神仏合同大教院(政府の教化事業)が結局失敗に終わった事等々...。

平田派は、政治の中心から排除されていった。
また、天皇にのみ伝授される儀礼を代々伝えてきた白川家も退けられた。


時代が変わって、第二次世界大戦後、GHQは新聞の徹底的な検閲等により、日本を情報遮断状態(洗脳しやすい状態)においた。
世界の富の約95%を握るのはロスチャイルドであり、イギリスやフランスの海外進出は、名家の巨大な富を背景に行われてきた。
明治維新も例外ではなく、現代の「勝ち組」も長州・薩摩の勢力が大勢を占めていると言う。

三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎は土佐藩の地下浪人の出身で海援隊で経理担当をしていた。
武器商のグラバーや政府高官の後藤象二郎と盟友となり政商として、どんどん成長していった。
当然、外国資本(ヨーロッパの名家)の後ろ盾はあっただろうぢ、GHQによる財閥解体後も、薩長の下でビジネスをして来た企業群が日本経団連の中心勢力となっている。
薩長はイギリス(英ロスチャイルド)のファイナンスを受けたが、もし幕府が継続していたとするとフランス(仏ロスチャイルド)のファイナンスを受けることになっていたはずだと言う。

新参者の西部グループの急成長は三菱財閥と同系統の成長である。
決して、新技術の開発などによるものではない。
西部グループは、特別に薩長勢力から仲間入りを認められたのだ。

ところで、いわゆる「勝ち組」は税金や保険で搾り取ったカネをスポンサーに渡す事を少しずつ推し進めている。
2007年、外資による三角合併(外国企業が自社の株式で日本企業を買収できるようにする仕組み)が解禁された。

アーサー・S・デモス財団による「パワー・フォー・リビング」と言う書籍を無料進呈するというCM(約10億円)が正月に繰り返し流された。
アーサー・S・デモス財団は、キリスト教右派との繋がりが深いといわれている。

ドイツでも、クリフ・リチャード(英国人歌手)らを起用して同様のキャンペーンが行われたが、キリスト教右派的な教えや秘密主義、新興宗教とのかかわりなどで批判が高まり、1カ月で放送禁止となっている。

セム族の宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)は各々、己の宗教に属さない者は人間ではない(家畜)という考えを持っている。
キリスト教に至っては、宗派が違えば異端として殲滅させた。
異端とされた宗派はイスラム圏に逃げ込んだ。

明治維新以来、薩長勢力は、積極的に欧米のシステムを取り入れた。
武家社会の慣習と融合され、より強固な階級意識が出来上がったのだろう。
日本古来の価値観や平田篤胤大人を筆頭とする民衆側に立った思想は巧妙に薩長勢力を利するものに読み替えられ、或いは似て非なるものとすりかえられた。

そこは、ノブレス・オブリージュ(「高い身分に伴う義務」という意味のフランス語。騎士道精神)や武士道精神は薄まり、保身と特権意識が支配する構造的に腐敗した世界なのだろう。



参考文献


「夜明け前」島崎藤村著(新潮文庫)


「洗脳支配」苫米地英人著(ビジネス社)


参考WEBサイト

ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_01/g2007010914.html

アーサーSデモス財団のCM|SUKIなこと
http://ameblo.jp/sukinakoto/entry-10023130965.html

透明金属
酸化アルミニウムは焼き固めると透明になると言う。
光を透すが電気が通りにくい物質になる。
白い物質の色は、本来は透明なのだが、光が散乱するため、白く見えるのだ。
アルミニウムを数十nmまで薄くすると、数10%の可視光線を透すようになる。
少し前までは、これを透明金属の代用として使っていた。

酸化インジウムに5〜10%のスズを入れたもの(ITO)は、電気伝導性は非常に良くなる(1.3×10^4 S/cm)。
液晶テレビやタッチパネルに使われ、薄膜太陽電池の表面にもITOが使われている。
その他、酸化スズ、酸化亜鉛も代表的な透明金属だ。

ある種の透明半導体を使えば、柔らかいプラスチックの上にも電子回路を作ることができる。
これを使えば、グニャグニャ曲がるテレビ、電市ペーパー(ディスプレイ)を作ることも可能だ。

透明金属の材料として使われているインジウムは将来の不足が心配されており、東京工業大学、大阪府立大学、理化学研究所、高輝度光科学研究センターの研究グループは「ナノ構造を利用し、身の回りにあるごくありふれた元素を使って透明金属を実現できる有望な道筋を与えた」として、セメントを、黒鉛の2倍以上という高い電気伝導を示す金属状態に変えることに成功したと発表した。
東工大フロンティア創造共同研究センターの細野秀雄教授、大阪府大の久保田佳基准教授、理研の高田昌樹主任研究員らの共同グループ。

セメントの構成成分として使われている石灰とアルミナで構成する化合物(C12A7)は、直径0.5ナノメートルという極小の「かご」が結びついて結晶を作っている。
その中の酸素イオンは摂氏700度以上になると結晶中をよく動き回る。
その酸素イオンを金属チタンと一緒にガラス管に封入し、1100度で加熱することで、酸素イオンをほぼ100%電子で置き換えることが可能になり、絶縁体を半導体、金属にまで変えることに成功した。


参考文献

「透明金属が拓く驚異の世界 不可能に挑むナノテクノロジーの錬金術」細野秀雄 神谷利夫 著 (ソフトバンク/サイエンス・アイ新書)


参考WEBサイト

ITmedia News:「現代の錬金術」 セメントを金属に変化、東工大など成功
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/11/news106.html