
フランス語又はハイチ語で、République d’Haïti(レピュブリク・ダイティ)又は、Haïti(アイティ)。
英語では、Republic of Haiti(リパブリック・オブ・ヘイティ)又は、Haiti。
西インド諸島イスパニョーラ島にあり、島の半分はドミニカ共和国である。
ハイチ語(Krèyol ayisyen, くれよる あいしゃん)は、フランス語系のクレオール言語でり、ラテン文字を使用する。
首都はポルトープランス、通貨はグールド (HTG)、大統領はルネ・ガルシア・プレヴァル。
宗教は、ローマ・カトリック(国教)又はプロテスタントだが、多くはキリスト教の信仰と平行してブードゥー教の慣習も行っている。
1804年1月1日 フランスより独立た。
建国の父とされているジャン=ジャック・デザリーヌは1806年に暗殺された。
その後、クリストフの指導により世界初の共和国となるが、南北に分かれて争うなどの政治的困難と、経済的にも賠償金支払いなどがあった。
1915年、アメリカ合衆国はハイチを占領、
1957年、フランソア・デュバリエが大統領となったが、翌年から突然独裁者に転じ、親子二代(息子は、ジャン=クロード・デュバリエ)にわたり暗黒時代が続いた。
デュバリエの秘密警察トントン・マクートは、国民を逮捕・拷問・殺害し、恐れられた(ゾンビであるとの噂もあった)。
デュバリエ政権以降も、混乱は続いている。
●ゾンビ
ブードゥー教のゾンビは、カリブ海のフグ毒(テトロドトキシン)や植物等をブレンドした薬(ゾンビパウダー)で、脳障害を起こさせ、命令通りに動くようにされた生きた人間であるらしい。
貴重な労働力として農園で使われたそうだ。
キリスト教とアフリカの信仰が習合してブードゥーとなった。
同様なものに、キューバのサンテリアやブラジルのカンドンブレ、マクンバ等があり、これらはブラック・マジックと言われる
場合もある。
また、アフリカ西海岸に里帰りして、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教と習合して、ますます複雑怪奇なアフリカのブードゥー教が出現しているという話もある。
ちなみに、ニューオーリンズのブードゥー教は、ハイチから連れてこられた奴隷から広まったとされている。
すっかり観光化されており、ブードゥー人形がお土産ように売られている(お土産にもらった時、「私達をターゲットにしないでね」と言われた)。
●ニューオーリンズとハイチの音楽
ニューオーリンズは、最初スペイン領、次にフランス領となり、最終的にはアメリカ合衆国に売却された。
ジャズ発祥の地として知られているが、インディオやフランス移民、スペイン移民等音楽もミックスされ、ガンボ料理さながらのごった煮風の音楽環境を形成しているのだろう。
アフリカからハイチへそしてニューオーリンズ、それからアメリカ合衆国全土というのが、アメリカ黒人音楽の流れなのだろう。
ニューオーリンズ音楽のさらなる源流は、ハイチだ!!
甘いメロディとその奥で響く野生のリズム、コンパ。
ヌムール・ジャン・バチスト、ウェベール・シーコがメラング(隣の国のドミニカでは、メレンゲという)からコンパへ進化させた。
現地ハイチのコンパ(オーケストラトロピカーナ等)は、どちらかと言えば泥臭く感じられ、アメリカ合衆国で活躍組のコンパ(ミニオールスターズ等)は、洗練されているように感じられる。
それにしても、ほとんどのバンドのコスチュームは、あか抜けないアース・ウィンド&ファイアー風だ。
また、ホーンアレンジは、命を掛けているとでもいえるくらい凄過ぎるものもある。
ハードロック風なコンパ(?)もあった。
音が外れても平気のへいちゃんで、気持ちがよいくらいだ。
やたらに人数が多く、メンバーのうち数名は、「何のためにいるんだろう?」という感じだ。
キューバ音楽、マルチニクやグラドループ等音楽も、ハイチ音楽と影響し合っている。
ハイチには、毎年ララというお祭り(春祭り)がある。
ビデオを見る限り、いくつものバンドがそれぞれトラックに機材を積み込んで長ーい演奏(ほとんどが30分程度)をしている。
ブードゥーにはいくつものリズムがある(確か「イボのリズム」という言い方をしていた。IBOは、レコードレーベルでもある)。
そこに、豊かなヘイシャンミュージックのリズムの基礎がある。
ブードゥーの儀式に使う太鼓はラダ・ドラムと言う。
現在、コンパからミジック・ラシーン(ルーツを見直した音楽)への世代交代が進行中の模様。
ブークマン・エクスペリエンスやブッカン・ギネから目だった動きがあった。

