マイノリティ・リポート、ペイチェック、トータルリコール、クローン、スクリーマー、ブレード・ランナー等々。
意外と、映画化しやすいのかもしれない。
現実化する可能性の高い近未来を描いた作品群は、ディックの幻視と純文学に対する情熱(憧れ)によるところが大きいのだろう。
インゴ・スワン(超能力についてCIAと共同研究をした大物超能力者、RV技法を生み出した)は、「未来は流動的である」と言っていた。
予知能力者が未来予知し、公言することによって未来は変わってしまうようだ。
ディック作品の根底には、そういう超能力者の言葉のような響きが感じられる。
ディックの見た近未来は、予知能力によるものかもしれない。
「スクリーマー」や「クローン」は小説を読む前に映画を観たが、予想を裏切る展開が推理小説のように感じられた。
「ヴァリス」(ディックの世界観の集大成ともいえる作品)等もぜひ映画化してもらいたいが多分無理だろう。
「ユービック」は、小説の他に脚本まで書かれいたが、映画化されていない作品だ。
せっかく、脚本があるのだから映画化してくれ!
「ザップ・ガン 」は、ディック自身の評価は悪いが、楽しく読めた。
敵対していた国同士の兵器デザイナー(超能力者)が、新たな敵(エイリアン)に対抗するために手を組むという話だが、映画化しやすいのではないだろうか?

